第7回
「RPGって何?」

RPGってなに?

 「初心者の館」といいながら、もう初心者向けの話題とは言えなくなってきました(笑)
 今回は「RPG」って何だろうという話をしていきたいと思います。
「RPGとはどんなゲームですか?」
 というと、すぐに
「ロールプレイングゲーム=役割を演ずるゲーム」
 という答えが返ってきます。
 ですが、この
『役割を演ずるゲームとはどういうゲームか?』
 という解釈をコンピューターRPGしかしたことがないプレイヤーの多くの人たちが
誤解しているのではないか。
 RPGの最も古い形態、元祖とも言うべき『テーブルトークRPG』を愛好する
人たちの間でそういった認識が定着して久しくなります。

 それがハッキリわかる例としては、
「RPGで最も重要なゲーム的要素とは?」
 と問われれば、テーブルトークRPGの場合は、
「色々な情報や状況判断により変化する、複雑な行動意思決定プロセスである」
 と言われています。
 役割を演ずるゲーム=キャラクターの立場に立って真剣に悩むゲーム
 と言ったらわかりやすいかも。

 役割を演ずるゲーム=キャラクターになりきる(感情移入する)ゲーム
 という認識が定着しつつあるコンピューターRPGは、そのゲーム性において
本来RPGがもつものとはかなり違うというのです(それらはしばしばRPGでは
なく、「RP(ままごと)」、「R(なりきりチャット)」という形で呼ばれ冷笑されたりします)。
 詳しく書くことは避けますが、私はこの考えに反論できる意見を持てません。
 むしろ、そのとおりだとさえ思います。

 コンピューターRPGにおいて、『個人の自由選択を表現できる要素』は何処に
あるのか。コンピューターRPGが本当にRPGであるならば、やり方やそのプレ
イの視点を変えれば、違った発見や面白さがあるのが本来のRPGではないでしょ
うか。
 もともと、RPGというゲームに最善の選択が設定される事は絶対に有り得ない
のです。有り得ないからこそ、ほぼ無限にある選択肢に意味が生まれ、どれを選び
取るか迷い、葛藤することこそがRPGのゲーム性であり、本質的な面白さだと言
えます。
 言い方を変えれば、
『RPGである以上、それが何であれ、プレイする人の数だけその人なりの考え
(例えば、価値観や正義)やプレイの仕方があるはず』なのです。
 そういう意味では、少なくとも一人用のコンピューターRPGはストーリーのド
ラマ性や戦闘時の戦略性だけが重視され、早解きルートや裏技の発見に血眼になる
様は、RPGが好きな私には違和感を憶えます。

 先ほど言いました、
『RPGである以上、それが何であれ、プレイする人の数だけその人なりの考え
(例えば、価値観や正義)やプレイの仕方があるはず』
 これが、RPGの本来の面白さであると言うならば、オンラインRPGは非常に
画期的であると言えないでしょうか。